なつかしの香港映画ブログ

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なつかし香港映画:ジャッキー・チェン『香港発活劇エクスプレス 大福星』「予告編を楽しもう」 

「なつかしの香港映画ブログ」ジャッキー、ユン・ピョウ演じる刑事が日本で裏切り者を追うアクション&コメディ映画(1985年公開)。YouTubeにアップされた予告編を解説します。

YouTube)予告編

予告編の内容(画像は全て予告編から)
(My Lucky Stars)
1.日本

サモ・ハン・キンポージャッキー・チェン、ユン・ピョウの「香港ビッグスリー」によるアクション&コメディ。「日本ロケ」で有名な傑作。製作費15億円、18時間に相当するフィルムを使用(アクションシーンの撮影はNGが多い。そのため膨大な量のフィルムを消費。フィルムはかなり高価なもの。サモ・ハン監督はカネを惜しむことなく撮影した)。

2.遊園地

日本に逃亡した香港の汚職警官(ラム・チェンイン)。そいつを追う香港警察特捜部のマッスル(ジャッキー・チェン)とリッキー(ユン・ピョウ)。仲間の手引きで「富士急ハイランド」に逃げ込んだ汚職警官。マッスルは観覧車に登って敵の行方を追う。リッキーが忍者軍団に襲われるシーンでユン・ピョウは足首を負傷。

3.カーチェイス

カンフーで戦うのが香港映画。この映画では見事なカースタントシーン。道路を封鎖して撮影。「ジャッキー映画」おなじみ「車がジャンプするシーン」が迫力。

4.アイドル

マッスル&リッキーをバックアップする任務に就く香港警察特捜部のウー刑事、通称フラワー(シベール・フー)。凄腕の刑事さんだが、驚くような出来事に連続遭遇。

5.五人組

香港警察の依頼(ワナ?)でマッスルの援護をすることになったキッド(サモ・ハン・キンポー)。孤児院時代の仲間を集める。宝石泥棒の「二枚目」、強盗の「ひげ」、精神病院に入院中の「クレージー」、コカコーラの工場で働く「チビ」。「警察の援護なんて冗談じゃない」と反発する「ひげ」たち。しかし、ウー刑事の美しさを見てコロッと態度を変える。

6.珍シーン

マヌケな五人組の世話をすることになったウー。日本行きの前に「しばり組」「寝そべり組」と対決。実にしょーもないシーンだが、男なんて所詮そんなものかも。

7.名シーン

日本に到着し、キッドをマッスルに会わせようとするウー。マッスルもキッドと同じ孤児院出身だが、いつもマッスルにしてやられてきたキッドはマッスルを嫌っている。そんな状況で日本刀を持った覆面の暴漢が待ち伏せ攻撃。キッド、マッスル、ウーの勇ましい戦いぶりが見せ場。

8.組織

汚職警官を匿っているのは謎の組織「かかし組」。富士急ハイランド内に隠れ家がある。人質になった五人組、リッキー、ウーを救出するためキッドは身代金を持って富士急ハイランドへ。マッスルはアラレちゃんに変装してキッドをバックアップ。

9.お化け屋敷

富士急ハイランドの「お化け屋敷」。潜入したマッスルを奇怪な連中が襲う。ハード&コミカルな名シーン。

10.決戦

香港警察特捜部&五人組が「かかし組」と勝負。「かかし組」のボス(ポール・チャン)は格闘ができない人だが、手下は凄腕。女壺振り師(西脇美智子)、学生服男(ディック・ウェイ:『プロジェクトA』では「海賊の親分」役)、眼帯男(ラウ・カーウィンサモ・ハンとの共演が多い)が特捜部&五人組を襲撃。

コメント
「香港ビッグスリー」全盛期の作品。日本でも人気の三人がそろい、ヒロインはシベール・フー&西脇美智子。日本が舞台。これでヒットしないワケがない。しかし、どういう理由で富士急ハイランドが選ばれたんでしょうね? 「お化け屋敷」かな? でも「お化け屋敷のシーン」は香港で撮影されたもののような気がする。アクションでは、カースタント、忍者軍団、覆面の暴漢、「かかし組」アジトでの決着戦がオススメ。キャラ的には西脇美智子がカッコいい(悪役で表情は怖いけど)。五人組がイタズラをしたりするシーンは微妙(アホくさいシーンの連続)。珍演出が充実(ディック・ウェイがなぜか学生服を着ていたり、警察幹部の家に電話がいっぱいあったり)。好きなシーンを自由に楽しめる映画です。
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